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乱学講座はどなたでも参加できる公開講座です。
事前の申込は必要ありません。開催日に会場へ直接お越し下さい。
たたら製鉄からマイクロ波製鉄へ
2025年4月6日 日曜日 18時15分〜21時00分
永田和宏 氏(東京工業大学名誉教授、立命館大学総合科学技術研究機構上席研究員)
製鉄法は1500年前に朝鮮半島から伝えられ、世界でもユニークな砂鉄という難還元性の粉鉄鉱石を用いたたたら製鉄法が開発された。
粉鉱石は還元時間が非常に短く、塊鉱を使う高炉では6〜8時間かかるところ30分で溶銑ができる。空気吹込みに代わりマイクロ波で加熱する製鉄は粉の飛散が無く、30分で溶銑ができる。また、原料の加熱と還元反応エネルギーを電力で与える。鉄鉱石中の酸素を除去する還元剤は粉の炭素であるが、ゴミなどから生成することができる。
「人はどのように鉄を作ってきたか」永田和宏著、講談社、ブルーバックス
1000円